電気は、暮らしの呼吸です。
朝、目覚ましが鳴って、コーヒーメーカーがお湯を沸かし、冷蔵庫がかすかな音を立てる。
通勤の電車が静かに動き出して、信号が青に変わる。
オフィスでパソコンを開く。病院で人工呼吸器が一定のリズムを刻む。工場の生産ラインが今日も時間通りに走る。
──そのすべての裏側で、無数のモーターと発電機が、回り続けています。
私たちの暮らしは、まるで呼吸のように、電気と動力に支えられています。
あって当たり前だから、ふだんは気づかない。けれど、ほんの少し止まっただけで、毎日が止まってしまう。
それくらい、根っこのところにあるものです。
その「根っこ」には、まだ整理しきれていないことが、たくさん残されています。
ある製造業の方から、こんな話を伺ったことがあります。
「うちの工場のモーター、50 年動いてる。効率は半分くらいかもしれないけど、止めたら困るから、そのまま使ってる。」
50 年、効率 50%
つまり、入力した電気の半分以上が、ずっと熱として捨てられ続けてきた、ということです。
これは、現場の判断ミスではありません。
「動いている」、「壊れていない」、「替えるとお金がかかる」だから、効率の悪い動力が静かに走り続ける。
「もっと省エネで、しかも長く使える、安心して切り替えられる動力源」が、市場に十分にそろっていなかったから。
それだけのことです。
株式会社エアーサーフは、その状況をひっくり返すために創られた会社です。
私たちが取り組んでいるのは、たとえばこんな仕事です。
| モーター関連事業 | ピストンの往復運動による振動とロスをほぼゼロにする「完全回転バランス型シリンダー装置」を 20 年かけて磨いてきました。冷蔵庫、医療機器、電気自動車、コンプレッサー──暮らしの隣にあるものたちを、静かに、軽く、省エネに変えていきます。 |
| エネルギー関連事業 | エネルギー関連事業では、太陽光・小型風力・燃料電池・マイクロガス発電などを組み合わせ、平時の電気代も、災害時の安心も両方支える分散型エネルギーシステムを設計します。 |
| IT 関連事業 | IT 関連事業では、工場やプラントの電気の流れを「見える状態」にし、どこに、いつ、どれだけのエネルギーが使われているかを丁寧に解析します。見えれば、減らせます。 |
どれも派手な技術ではありません。
けれど、暮らしの根っこで、確実に、毎月の電気代を、CO₂ を、騒音を、減らしていくものです。
私たちには、ひとつ譲れない考えがあります。
「未来のためのエネルギー」と「今日の暮らしのエネルギー」は、別物ではないということです。
省エネは、明日のために我慢することではない。エコは、誰かに強いられて取り組むことではない。SDGs は、遠い国の話ではない。
冷蔵庫の音が少し静かになる。電気代が来月から少し下がる。停電のときに病院の機械が止まらない。
そういう、目の前の「ちょっと良くなった」を、こつこつ積み重ねていくことが、結局は地球の明日を整えていく一番たしかな方法だと、私たちは考えています。
2050 年、いま生まれた子どもたちは、30 歳になっています。
そのとき、「電気が当たり前にある暮らし」を、彼ら・彼女らが当たり前に享受できているかどうか。
それは、今日のエネルギーの選び方にかかっています。
派手な広告で語るには地味すぎる仕事かもしれません。
でも、地味だからこそ、誰かがやらないといけない。
誰かが、長く、丁寧に、続けないといけない。
エアーサーフは、その「誰か」になりたいと思っています。
豊かな未来を、暮らしから支える。
このコピーは、私たちの覚悟そのものです。
これからも、あなたの毎日のすぐとなりで、見えないけれどたしかな動力をつくり続けます。
代表取締役
高見ひろ子
